

~ 聖書は信じるに値するか? No.17 ~
・聖書を理解するための最も重要なキーである「アダムとエバ(イヴ)の話」
・【おまけ】聖書に登場する有名所のエピソード
について、解説しています。
今まで聖書を読んだことがないという方でも、
- アダムとエバが「禁断の実」を食べてしまう話。
- 「ノアの方舟」と大洪水の話。
- 「バベルの塔」の話。
などについて、詳しい内容までは知らなくとも、耳にしたことくらいは、あるのではないでしょうか?
今回は聖書に馴染みがない方へ向けて「ここだけは押さえておきたい」
という基礎中の基礎的なエピソードを、なるべく分かりやすく、簡潔にまとめてみました。
特に「アダムとエバのエピソード」は聖書全体、またイェシュア(イエス)の十字架について理解するためのキーとなる出来事ですので、そちらをメインに解説したいと思います。
ちなみに、『【要約】聖書って実際どんな内容なの? 旧約と新約のあらすじ』という記事でも、聖書中の重要な部分を要約しておりますので、
まだ、ご覧になっていないという方は、ぜひ、そちらも参考になさってみてください。
【神の言葉の平原】 ― kami no kotoba no heigen ―
西へ傾いた太陽が、ゆったりと流れる雲を「薄紅」や「赤紫」のグラデーションで染めています。
私たち人類の祖であるアダムたちも、あのような空の美しさに息を呑んだことでしょう。エデンとは、このように美しい場所だったに違いありません。
今日はこのあたりで休息し、最初の人「アダム」と「エバ」について物語ってみることにしましょう。



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入門編! | 聖書を理解するための「超重要エピソード」



※ 参考および、一部引用:新共同訳聖書
【聖書入門】人類は出だしからつまずいた!? 最初の人「アダムとエバ」
《 目次:人類の祖「アダムとエバ」》
- 【楽園】ストレスゼロの自由な暮らしと、ゆかいな仲間たち!?
- 【無念】やってくれたな、アダム……。これが人類の苦しみの原点だ!
- 【自立】神との離別と、人類が失ったもの
- 【勘当】園からの追放 | そして苦難に満ちた人類史の幕開け
【楽園】ストレスゼロの自由な暮らしと、ゆかいな仲間たち!?
神は、土の塵(ちり)で人を形づくると、その鼻に「命の息」を吹き入れた。すると、人は生きる魂となった。
神は、自らが創造した人間に「アダム」と名付けると、彼のために「エデン」という名の園をお造りになった。
「エデンの園」からは1つの川が流れ出ており、園をうるおしていた。その川は、
- ピション
- ギホン
- チグリス
- ユーフラテス
という4つの川に分かれ、広大な地を巡り、肥沃な地としていた。
神は、アダムを「エデンの園」へと連れて来ると、言った。
「アダム、この園は、私がお前を住まわせるために用意した特別な場所だ。この地を耕し、守りなさい」
さらに神は、”とても大切なこと”をアダムに命じた。
「アダム、よく聞きなさい」
「はい、神さま」
「この園にある木の実は、すべて、お前のものだ。好きに取って食べなさい。ただし――」
神は、アダムの目を優しく見つめて、穏やかな口調で言った。
「『善悪の知識の木』からは、決して食べてはいけない。もし、食べてしまったら、お前は必ず死んでしまうんだ」
アダムは静かにうなづいた。その目は、幼子が父を見つめるような、けがれの無い、清らかな瞳であった。
ある日、神は言われた。
「人が1人でいるのは良くない。アダムの助けとなるような生き物を造ろう」
神は、アダムと同じように「野の獣」や「鳥たち」を土で形づくると、アダムのいる「エデンの園」へと住まわせ、彼がそれぞれの生き物を、どのように呼ぶだろうかと、うれしそうに見ていた。
そして、アダムが呼ぶと、それはすべて、その生き物の名前となった。
アダムは、さまざまな生き物に名前をつけたが、その中に、自分に合うような助け手を見つけることはできなかった。
そこで神は、アダムを深い眠りに落とされた。
神は深い眠りについているアダムの「あばら骨」の一部を抜き取ると、その跡を肉でふさぎ、その「あばら骨」で女をつくり上げた。
「ごらん、アダム。これからは、この人がお前の助け手だよ」
アダムは喜びに目を輝かせ、飛び上がらんばかりに言った。
「これこそ私の骨の骨、私の肉の肉! この人を女と呼ぼう!」
この時代、アダムとその妻は2人とも裸であったが、恥じらいを感じることはなかった。
【無念】やってくれたな、アダム……。これが人類の苦しみの原点だ!
神は、たくさんの生き物をつくられたが、野の生き物の中で最も賢いのは「蛇(へび)」であった。
ある日、蛇は女に近づくと言った。
「この園にある、どの木からも食べてはいけないなどと、神は言われたのか?」
女は答える。
「いいえ、私たちは、どの木の実も食べていいんです。ただ、園の中央にある木の実だけは食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神さまはおっしゃいました」
すると、蛇は声をひそめ、そっと打ち明けるように言った。
「決して死ぬことはない。それを食べるとあなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを神はご存知なのだ」
女はそれを聞くと、その無垢な瞳を、中央に生えている木の果実へと向けた。果実はいかにも美味しそうで、目を引きつけ、賢くなるようにそそのかしていた。
女はゆっくりと木に近づき、果実を手に取ると、その実を口へと運んだ。
「アダム、あなたも……」
女はアダムのもとへ行くと、彼にも、その木の実をすすめた。
彼は、しばらくじっとそれを見つめていたが、やがて彼女が差し出した物にその手を伸ばした。
そして、アダムもそれを食べた。


【自立】神との離別と、人類が失ったもの
2人が禁じられていた果実を食べたその日、神が園を歩く音が聞こえてきた。強い風が、吹いていた。
アダムと女は神の顔を避け、木の間にその身を隠した。
神は呼ばわった。
「アダム、どこにいるのか」
これ以上隠れてもムダだと悟ったアダムは、神に答えて言った。
「神さまっ、あなたの足音が聞こえたので、怖くなって隠れております。私は裸ですから」
かすかに震える彼の声を聞き、神は問う。
「お前が裸であることを誰が告げたのか」
その声には、怒りではなく悲しみの響きがあった。
「アダム、お前は食べてはいけないと命じておいた木の実を食べたのか」
アダムは、とっさに取り繕(つくろ)う。
「あなたが私と一緒にいるようにして下さった女が、木から取って与えたので食べました」
神は女に言った。
「何ということをしたのか……」
女は答える。
「蛇がだましたので、食べてしまいました」
神は、蛇に向かって決然と告げる。
「このようなことをしたお前は、呪われるものとなった。お前は生涯這いまわり、塵(ちり)を食らう。お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に、私は敵意を置く。彼はお前の頭を砕(くだ)き、お前は彼のかかとを砕く」*
神は女に向かって言う。
「お前のはらみの苦しみを大きなものとする。お前は苦しんで子を産むだろう」
そして神は、再びアダムに向きなおった。その表情には、親が子をしかる時のような「厳しさ」と「愛情」が見て取れた。
「お前は、食べてはいけないと命じておいた木から食べてしまった。アダム、お前のゆえに、今や土は呪われるものとなったのだ。
お前は生涯、食べ物を得ようと苦しむことだろう。お前は顔に汗を流してパンを得なければならない。土に返るその時まで……。塵に過ぎなかったお前は、やがて再び塵に返るだろう」

赤で強調した部分が、聖書で1番はじめに登場する「メシア預言」と言われている部分。この「子孫」という語は、単数形で書かれており、集合的に「神の民」を意味する場合と、女(エバ)から出る、ある1人の子孫、つまり「メシア」を意味する場合がある。


ちなみに、”「お前(蛇に憑依した霊的な存在)」が「女の子孫(メシア)」のかかとを砕く” = 「メシアの受難」をあらわしていると解釈されています。
しかし、彼(蛇)にできるのは、メシアの「かかと」を砕く程度であって、彼自身はその頭を砕かれる運命なのです。
【勘当】園からの追放 | そして苦難に満ちた人類史の幕開け
アダムは、すべての命あるものの母となった自らのパートナーを「エバ(命)」と名付けた。
神は革の衣をつくると、2人に着せてあげた。
神は言った。
「今や人は、我々と同じように、善悪を知る者となった。2人は『生命の木』からも取って食べ、永遠に生きる者となってしまうかもしれない」
人が、神との霊的なつながりを失った状態で永久に生きてしまうことを危惧した神は、アダムとエバを「エデンの園」から追放し、他の土地を耕させることにした。
こうして神は2人を追放し、「生命(いのち)の木」に至る道を守らせるべく、園の東に「ケルビム*」と「きらめく剣の炎」を置かれた。
* 「ケルブ」と呼ばれる天の御使い(天使)の複数形。つまり、アダムたちを園に近づかせないために、複数名のケルブたちが園の東に配備された。
【聖書入門】やりたい放題の人類を襲ったグレートリセット――ノアの大洪水
ノアの洪水に関しては、一般的に「伝説」や「神話」の類に過ぎないと考えられています。
クリスチャンの中にも、”教訓が込められた物語であって史実ではない”と考えている人たちが、たくさんいます。
そこで「ノアの大洪水」のエピソードを見てみる前に、ちょこっとだけ、参考となる予備知識をご紹介しましょう。
【ノアの洪水について深~く知るための「豆知識」!】
実は、「大洪水」に関する言い伝えは、旧約聖書にだけ見られるものではなく、世界各地で散見されるものであり、聖書の「創世記」を筆頭に、
- イスラム教の「コーラン」
- 古代メソポタミアの「ギルガメシュ叙事詩」
- シュメールの粘土板
- ギリシャ神話
- マヤ神話
- アメリカ・インディアンの「ホピ族の神話」
- 中国の神話
- インドの「ヒンドゥー教の聖典」
- アフリカの「マサイ族の伝説」
などなど、様々な書物に記述されているのです。このことから、
地球規模のドギモを抜かれるほどの「大洪水」が実際に起ったのち、それが口伝で伝えられ、やがて忘れ去られ、尾ヒレが付けられて「伝説」扱いとなっていった……、
と考えることができるかもしれません。
- *1 地層の形成について……
-
一般に、地層は気の遠くなるような年月をかけて形成されたと考えられているが、理科の実験でやったように、グラスの中の泥水をかき混ぜて放置すると、層が形成されるように、大洪水によって短期間の内に形成されたと考えることができる。
- *2 化石の生成について……
-
動物の死骸が腐らずに「化石化」するためには、腐敗する間もなく一気に空気から遮断され、強い圧力を受ける必要がある。洪水が起こったと仮定すれば、海中で堆積層が形成される際、土砂の中に閉じ込められた生物の死骸が空気から遮断され、「土砂の圧力」と「水圧」によって化石化したと、合理的に考えることができる。
※ 化石化の現象は、条件が揃えば比較的短期間で進むことが分かっている。
- *3「先カンブリア時代」の地層のみが不整合になっている謎について……
-
先カンブリア時代より上の地層は、ほぼ水平に堆積しているのに対し、先カンブリア時代の地層だけが、全世界に渡り、なぜか「不整合(ギザギザの形)」となっている。これをノアの時代の地層と仮定し、その上に洪水によって何層にもわたる「堆積層」が形成されたと考えるならば、謎の不整合についての説明がつく。
それだけでなく、「先カンブリア時代」の地層からは、ほとんど化石が発掘されないのに、その上の「カンブリア紀」と呼ばれる地層からは、なぜか化石の数が爆発的に増える、という ”進化論者たちの頭を悩ます奇妙な謎” についても説明がついてしまう。

「人口(じんこう)」という語があるように、「口」という字は人の数を表します。
つまり、船という漢字は「8人の人が乗った舟」と読み解くことができるわけです。
ノアの方舟に乗った人の数も「8人*」であったことを思うと、興味深いことです。
* 「ノアの夫婦」 + 「3人の息子」と「嫁」 = 計8名
これは、”この漢字を作った者たちの文化にも、聖書とほぼ同様の「洪水伝説」があった ” 、あるいは、”聖書を信じている民がこの漢字を作った ” 可能性があることを示唆しています。

【ノアの大洪水「本文」】
【遺伝】神の教えを破ったアダムたちのDNAを、しっかりと受け継いでしまった人間たち💧
アダムが創造されてから、およそ1600年もの歳月が流れていた。
「エデンの園」から追放されたのち、アダムとエバの子孫は増え広がり、人もその他の生物も、その数を増していた。
ところが、地上では人の悪もまた増え広がり、悪いことばかりを心に思い図るようになっていた。
神はその状況を見て、人を創造したことを後悔し、心を痛めていた。そしてついに、人を地上からぬぐい去る決意をしたのだった。
一方、このように堕落し、不法に満ちた世代にあって、ノアという、神に従う無垢な者があり、神から好意を得ていた。
神は、ノアに語りかけた。
「見なさい、ノア。堕落の道を歩んでいる人々の姿を。私は彼らを、この地からぬぐい去ろうと思う」
神は、さとすような口調で続けた。
「あなたは、ゴフェルの木で方舟(はこぶね)を造りなさい。舟の中にはたくさんの小部屋を設け、内側も外側もタールを塗るのだ」
神はノアに、各部のサイズや構造などの、細かな指示を与えた。それは、3階建ての巨大な舟であった。
「ノア、私は洪水によって堕落した者たちを滅ぼすが、あなたとは契約を結ぶ。あなたは妻子やその嫁たちと一緒に、方舟に乗りなさい」
さらに神は、言葉を継いだ。
「あらゆる生き物たちを『つがい』で方舟へと乗せ、あなたと共に生き延びるようにしなさい」
ノアは長い年月をかけ、神の言われた通りに方舟を造り上げた。
方舟の完成を見ると、神はノアに、乗船するよう指示して言った。
「7日ののち、私はこの地に40日40夜、雨を降らせる」
そして、ノアの生涯の第600年、第2の月の17日、大いなる深淵の源がことごとく裂け、天の窓が開かれた。
※ 上空から雨が降り注いだだけでなく、大いなる深淵の源が決壊することによって、膨大な量の地下水が地上に吹き出した。

ノアは妻と3人の息子、さらに息子の嫁たちを連れて、方舟へと乗り込んだ。
あらゆる生き物たちも方舟のもとへとやって来て、共に乗船した。
地表をおおう水は次第にその嵩(かさ)を増し、方舟を押し上げ、方舟は大地から離れ浮かんだ。
水は恐るべき勢いで地上にみなぎり、ついに山々をすら呑み込んだ。地上にいた生き物たちは、ことごとく息絶えた。
【雨後】人類の再出発と、空にかかる虹の意味とは?
みなぎる水は、150日もの間、その勢いを失わなかった。
やがて「深淵の源」と「天の窓」は閉じられ、地上は静けさを取り戻した。水嵩は次第に減じ、第7の月の17日に、舟はアララト山の上へと漂着した。
第10の月の1日にもなると、その他の山々もその頂きを現しはじめた。ノアは方舟から鳩を放ち、降り立てる地表があるかどうかを知ろうとした。
夕刻ごろ、鳩はオリーブの葉をくちばしにくわえて戻ってきた。
7日ののちに再び鳩を放つと、もはや戻ってくることはなかった。
年が開け、第2の月の27日になると、地表の水は完全に乾いた。
神はノアに言った。
「さあ、ノア。すべての生き物たちを連れて、舟から降りなさい。そして、地上で子孫を増やし、この地に増え広がりなさい」
ノアは家族と共に地上へ降り立つと、神のために祭壇をつくり、そこでささげものをした。
そんな彼に神は語りかけた。
「人に対して大地を呪うことは、もう2度すまい。すべての生き物たちは、あなたたちの手にゆだねよう」
神は、いたわるようなまなざしで、ノアを見つめた。
「私はあなたたちと、後に続く子孫、また、すべての生きとし生けるものたちとの間に契約を立てる。そのしるしとして、私は雲の間に虹をかけよう。
この虹を見るたびごとに、私は、2度と洪水でお前たちを滅ぼすことはしないというこの契約を心に留めよう」
こうして、ひどく堕落した者たちがぬぐい去られた地上には、再び人が住むようになった。
全世界の人々は、生き残ったこの「ノアの3人の息子たち」から出た者たちである。
【聖書入門】人類史上最初の権力者「ニムロド」と「バベルの塔」
【忘却】またしても堕落し始める人類……
洪水ののち、人々は時と共に増え広がり、地に満ちていったが、この時代、人々はまだ同じ1つの言語を用いて話していた。
東の方から移動してきた者たちは、シンアルの地に平野を見つけると、そこへ住み着いた。
彼らは、あれこれと思いはかり、次のように話し合った。
「レンガを作って、そいつをよく焼いてみるか」
彼らは「石」の代わりに「レンガ」を、また「漆喰(しっくい)」の代わりに「アスファルト」を用いた。彼らは言った。
「よし、こいつを使って、天まで届く塔を造ろうじゃねえか。そんな塔のある町を建てりゃ、俺たちは有名になれるぞ。そうして、全地に散らされることのないようにするんだ」
「洪水」という荒治療ののち、再出発した人類であったが、数百年後には神を軽んじ、名声を得て、全地に散らされないようにと画策する「傲慢な者たち」が、すでに出現していた。

時間が立つと、またこういう人たちが出てきちゃうのね💧
神は、この者たちが建てた塔のある町を見て言った。
「人が、このようなことを企てぬよう、我々は地にくだり、あの者たちの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられないようにしてしまおう」
神が彼らの言語を乱し、また、全地へと散らされたため、町の建設は立ち行かなくなり、彼らの計画は頓挫(とんざ)した。
このようなことがあったことから、この町は「バベル (バビロン) *1」と呼ばれるようになった。神ががそこで人類の言葉を混乱(バラル)させ、さらに、そこから人々を全地に散らされたからであった。
この「バベル」は、地上で最初に力ある者となった「ニムロド *2」が治める王国の、主要な町の1つであった。
ヘブライ語の「バベル」のギリシャ語表記が「バビロン」。
バビロンは、”メソポタミア地方の古代都市”であり、聖書では、神に敵対する者たちの都市を象徴する言葉としても使われる。
「ニムロド」= ヘブライ語で「我々は反逆する」の意味。彼は、ノアの「ひ孫」に当たる人物。

実は「バベルの塔」のくだりは、聖書では、かなりあっさりとした記述になっているので、実際に読んでみると、
「え、 これだけ?」
と思われるかもしれません(私はそうでした)。

こちらが「ルイーズ・ワイス・ビル」
今回、バベルの塔のエピソードを知った皆さまは、この議事堂のデザインに、どのような意図が込められているか、
そして、無知な大衆をあざ笑うかのように、どのようなメッセージを発しているかが、お分かりいただけることと思います。
「バベルの塔」の記述は、”他愛もない神話” ではありません。実は、この「ニムロド」の意思は、現代にも脈々と受け継がれているからです。
まとめ
- 聖書によれば、私たち人類は、1番はじめの「アダム」と「エバ」の時点で、もうすでにつまずいてしまった。この世が悪や不正に、人生が苦しみに満ちているのは、彼らが神から切り離されたことが大本の原因。
- ノアの生きた時代、人類は神が心を痛めるほど、堕落の道を歩んでいた。「ノアの大洪水」とは、神を無視し、やりたい放題の人々を一掃し、人類を再スタートさせるための「グレートリセット」であった。
- 痛い思いをして再出発した人類であったが、数百年後には神を軽んじ、名声を得て、全地に散らされないようにしようと画策する「傲慢な者たち」が、出現していた。
いかがだったでしょうか?
今回は、聖書を理解するための「土台石」ともいえる、基礎的なエピソードについて見てみました。
特に「アダムとエバ」についての話は「新約聖書」や「神の壮大な計画」を理解するための「鍵」となる部分ですので、ぜひ、頭の片隅にでも入れておいてください。
では、長い記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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