【怖い、助けて】逃げたいほど不安なあなたに提案するただ1つの方法 | 一般的な6つの対処法付き

聖書を紹介する、ユーチューブチャンネルの紹介。


このブログでは…… 、

「宗教とは距離を置きつつ、聖書を人生の土台として生きる」
ことを提案しています。

詳しくは「目的のページ」をご覧ください。


記事を読んでくださる前に、どうぞ、下の「Don’t Be Afraid(恐れないで)」という曲を聞いてみて下さい。


強い恐れの中にある時、多くの場合、私たちは文章を読むゆとりなど持てなくなってしまうものだからです。


聖書を信じる羊(右向き)K
場合によっては、記事は読まずに、この曲を聞くだけでも良いと思います。


居眠りしている羊(左向き)眠れる羊くん
動画下に、歌詞もあるから見てみてね。




   「Don’t Be Afraid(恐れないで)」の歌詞   
大きな川の中を渡って行くときも
流れがあなたを押し流すことはない
死の陰の谷を一人歩いて行くときも
わたしはいつでもあなたと共にいる
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恐れないで
わたしはあなたの前を行く
ついて来なさい
休ませてあげよう
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恐れないで
わたしはあなたの名を呼ぶ
ついて来なさい
すべてをこの手にゆだねて
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燃え盛る炎の中を進んでゆくときも
炎があなたに燃えつくことはない
死の陰の谷を一人歩いて行くときも
わたしはいつでもあなたと共にいる
.
恐れないで
わたしはあなたと共にいる
闇の中でもこの手を差し伸べよう
.
恐れないで
わたしはあなたと共にいる
傷つき倒れるあなたを背負って行こう
.
恐れないで
わたしはあなたの前を行く
ついて来なさい
休ませてあげよう
.
恐れないで
わたしはあなたの名を呼ぶ
ついて来なさい
すべてをこの手にゆだねて
わたしは命のことば
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作詞・作曲:前田智晶
  歌  :スモールクワイア(イエスのカリタス修道女会の聖歌隊)
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聖書を信じる羊(右向き)K
ちなみに、この歌詞は、以下のような聖書の言葉が元になっているよ。

‬.
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† 恐れるな、わたしはあなたを贖ったのだ。
わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのものだ。
水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。
大河の中を通っても、あなたは押し流されない。
火の中を歩いても焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。
〈イザヤ書 43:1~2〉
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† わたしはあなたたちの老いる日まで
白髪になるまで、背負って行こう。
わたしはあなたたちを造った。
わたしが担い、背負い、救い出す。
〈イザヤ書 46:4(新共同訳)〉
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† 疲れた者、重荷を負う者は、誰でもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう。 〈マタイによる福音書 11:28〉
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† 主はわたしの羊飼い。わたしには乏しいことがない。
主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴われる。
主はわたしの魂を修復し、御名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たとい死の陰の谷を歩むとも、わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださるから。
〈詩篇 23:1~4〉


この記事では、
不安や逃げたいと感じている方へ向けて……、

「神さまに頼るという、多くの現代人が試してみることをしない究極の方法」&
「6つの一般的な対処法」

についてお伝えしています。



”恐怖で押しつぶされそうな時”、
”誰の助けも当てにならず、息苦しいほど不安な時” が、人生にはあるものです。



感受性が豊かで優しく、心が繊細な方であれば、そのような心境は常態化し、自分の生活の一部にさえなってしまっていることでしょう。


あなたはこれまで、そのような困難な状況を、どのようにして切り抜けてきたでしょうか?


私自身も「社会不安障害」「うつ状態」「引きこもり」「希死念慮(自殺願望)」等によって、20年以上にわたり散々苦しんできました。


もちろん、聖書を人生の土台とした今も、様々な困難に直面し、悩み、挫けそうになることもあります。


残念ながら私の知る限り、人生からそのような問題を完全になくしてしまう「魔法のような方法」は存在しません。


しかし、”いかんともしがたい絶望感” から抜け出した今の私に言えることが1つだけあります。


それは「苦しみ」や「不安」を耐えられるレベルまでやわらげることは、可能だということです。



あなたは今、

「神に頼るなんてバカバカしい」



と思われているかもしれませんが、私の言うことを信じる必要はありません。


なぜなら、あなたはこのことを自分で試してみることができるからです。


「怖い」「不安」「逃げたい」「助けて」等の感情に対処するには、内側に盤石な土台を築く必要がある

恐れと不安で逃げ出したい人々を助け導く聖書。



まずはじめに、大前提として知っておかなければならないことは「怖い」「不安」「逃げたい」等の感情は、誰にでもあるふつうの感情だということです。


ただ一方で「その感じ方の強弱」や「反応の仕方」には大きな個人差があります。その主な要因は、以下の2点です。

  • その人の持つ「気質」や「性格」に違いがあるから。
  • 内側にどのような信念や価値観を持っているかの違いがあるから。



このうち前者は、自分の持って生まれたものなので変えることは困難ですが、後者に関しては変更すること、あるいは今風に言えば「アップデート」することが可能です。そして、

  • 数千年の歴史という、究極の試験に耐えてきたという視点から見た場合。
  • 道徳的な視点から見た場合。
  • スピリチュアルな視点から見た場合。


いずれの視点から見ても「最強の土台」と言えるものが「聖書」なのです。


聖書を信じる羊(右向き)K
このブログでは、聖書を人生の土台とするために「聖書は信じるに値するか?」ということを探究しているので、少しでも興味を持たれた方は「目的のページ」を覗いてみてね。



怖い、助けて | 祈りによって、神は逃げたいほど不安なあなたを助けてくれるか?

恐れと不安で逃げ出したいと思っている女性が、目を閉じ、神に助けを求めている。



冒頭でもお話したとおり、この「神に頼る」という方法は、あなた自身が、実際に試してみることのできる方法です。

ただ、多くの方は「居るんだか居ないんだか分からない神に向かって助けを求めるだなんて、うさん臭い宗教みたいで、どうしても試してみる気になれない」と思われるでしょう。


そういった方は、ぜひ、それ以外の思いつく限りの方法をすべて試してみるべきです。


そして、それらがことごとく上手くいかず、もう為す術がなくなった時には もう一度、この「神に助けを求める」という、あなたが最後まで手を付けずにおいた選択肢について考えてみてください。


神に助けを求めるといっても、難しいことは何ひとつありません。
ただ単純に「神さま、助けてください……」と心から呼びかければいいだけなのです。


聖書を信じる羊(右向き)K
形式的な祈りであったり、長々と祈る必要さえもないんだよ。イェシュア(イエス)も以下のように言ってるよ。



† あなたがたが祈るときは、異邦人*のように虚しく言葉を繰り返してはいけません。彼らは、言葉数が多ければ、聞き入れられると思いこんでいるからです。

それゆえ、彼らのようになってはいけません。なぜなら、あなたがたの父**は、あなたが求める前から、あなたがたに必要なものをご存じだからです

マタイによる福音書 6:7~8


* 「異邦人」=イスラエルの民以外の人々のこと。あるいはユダヤ教徒以外の人々のこと。
** 「父」=神のこと。



神に助けを求めよ、そうすれば神は、人間や出来事をとおして、助けを与えてくださる。

『幸福論(第三部)』ヒルティ著 草間平作 訳 岩波文庫


≫ 運命によるサンドバッグ状態から抜け出し、人生を立て直すための ”聖書的防衛マニュアル”『ピスティスの力』


怖い、助けて | 逃げたいほど不安なあなたへ贈る「聖書の言葉」

恐れと不安で逃げ出したいような人々を助ける聖書の上に、紫の花がのっている。



「恐れ」の感情は、あなたの生活から「よろこび」や「楽しみ」の感情を一掃し、心身ともに疲弊させます。


先ほども触れたように「恐れ」自体は誰にでもある感情ですし、むしろ適度な「恐れ」は危険を回避したり、自分の身を守る上で必要な感情ですらあります。


しかし、過度な「恐怖心」は、まさに百害あって一理なしです。問題は、この「恐れ」に呑み込まれ、支配されてしまうことなのです。


聖書を信じる羊(右向き)K
聖書で語られる命令の中で、最も多く登場するのが「恐れるな」なんだ。


居眠りしている羊(左向き)眠れる羊くん
いちばん多く命令されてるってことは「恐れること」が生き物にとって、それだけ有害ってことかなぁ?



「恐れ」は人から「希望」を奪い、戦う力と勇気を失わせます。


「この場から逃げ出したい」「不安で何も手につかない」「誰か助けて……」等々、この種の精神状態の背後にあるのは、すべて「恐れ」です。


この「恐れ」を感じる代表的な状況を、以下に挙げてみました。

《 目次:恐れに対する聖書の言葉 》

  1. これからどうなってしまうのか怖くて不安(未来に対する恐れ)。

  2. うまく対処できるかが不安で怖い(恥・失敗に対する恐れ)。

  3. 現実と向き合うのが怖くて逃げ出したい(結果に対する恐れ)。

  4. 身の危険にさらされていて不安(暴力や死に対する恐れ)。



「恐れ」をはねのけるのは、容易なことではありません。


そこで、各状況で用いることのできる聖句(聖書の言葉)をそれぞれ紹介してみようと思います。

あなたのうちに「恐れ」が忍び込むたびに、以下の聖句を何度もなんども、心の中で繰り返してみてください。


「心理学」や「成功哲学」などの分野でも言われているように、どんな言葉を自分に言い聞かせるかは、どれほど強調しても足りないくらい重要なことです。


中でも聖書の言葉には神の力が宿っているため、他のどんな言葉よりも強力なのです。



居眠りしている羊(右向き)眠れる羊くん
僕たち羊が反芻するように、くり返し、くり返し
が大切。


聖書を信じる羊(左向き)K
長いものもあるけれど、暗記してしまうくらい心に刻みつけてみて。そうすると、その言葉が完全にあなたのものとなって、あなたの心を守る「盾」のような役目を果たすようになるんだ。



①【助けて】これからどうなってしまうのか怖くて不安(未来に対する恐れ)



「未来に対する恐れ」は古今東西問わず、誰もが経験する ありふれた感情ですが、度を越せばその人のメンタルを破壊します。


この記事を読んでくださっている方の中には「全般性不安障害」の場合のように
”未来に対する、根拠の薄い漠然とした不安” で苦しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。


以下は、そのような方々へ贈りたい聖書の言葉です。

 

† お前たちは、立ち返って静かにしているならば救われるだろう。
「静けさ」と「信頼」の中に、お前たちの力はあるのだ

イザヤ書 30:15(King James Version)


† 明日のことまで思い悩むな。
明日のことは明日自らが思い悩むであろう。
その日の苦労は、その日だけで十分である。

マタイによる福音書 6:34(T.N.I.T + K.J.V + Nagai)



聖書は、私たちが自らの力だけに頼り、必要以上に右往左往することを戒めています。


「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、ベストを尽くしたあとは「こっから先は神さまの責任ですからね」と開き直り、結果はすべて神に丸投げしてしまえばよいのです。


また私たちには、今日1日分の荷物を背負う力しか与えられていません。ですから、明日の重荷まで しょい込むことはもうやめにしましょう。


ましてや数日後、数カ月後の重荷まで背負い込もうとするならば、つぶれてしまうのは当然ではありませんか。


最善を尽くしつつも未来のことは神にゆだね、ただ今日1日分の荷物を背負う、これが私たちに求められていることなのです。

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②【助けて】うまく対処できるかが不安で怖い(恥・失敗に対する恐れ)



”うまく対処できるかが不安”という恐れは、特に「対人恐怖」「パニック障害」等の「不安障害」を抱える方々にとって、苦痛をともなう 如何ともしがたい感情であるかと思います。


私も「社会不安」の症状で長年、苦しい思い、恥ずかしい思いを嫌というほど繰り返してきました。


「緊張」「予期不安」といった自分の意志とは無関係に、自動的に生じてしまう闇は、私たちから生きる力を徐々に、しかし確実に奪っていきます。


以下は、そのような方々へ贈りたい聖書の言葉です。


† 恐れるな、私はあなたと共にいる。うろたえるな、私はあなたの神なのだから。私はあなたを強め、あなたを助け、私の公正なる右の手であなたを支える。――あなたの神、主なる私は、あなたの右の手を取って言う、恐れるな、私はあなたを助ける。

イザヤ書 41:10.13(King James Version)



居眠りしている羊(右向き)眠れる羊くん
この言葉の中でも「恐れるな」ってことが繰り返し命令されてるね。


聖書を信じる羊(左向き)K
うん。「神への信頼」と「恐れ」ってのは、「光」と「闇」の関係に似てて、どちらか一方が優勢になると、もう一方は駆逐されてしまうものなんだ。



上記の聖句は、私自身、ことあるごとに心のうちで反芻する言葉でもあります。


この言葉を繰り返しているうちに「神が支えてくださるんだから、何とかなる!」という気持ちにシフトしていきます。



もちろん、闇を完全に駆逐することは簡単なことではありません。


しかし、完璧には追い出せなかったとしても、そうした内なるスピリチュアルな戦いをせずに、ただ恐れに支配されるがままでいるよりは、数千倍マシというものです。


どうせ倒れるなら、何もせずに打ち負かされるよりも「何クソッ」という気概を持って、戦って倒れようではありませんか!

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③【助けて】現実と向き合うのが怖くて逃げ出したい(結果に対する恐れ)



「入学試験」「面接等の入社試験」「思いを寄せる人への告白」等々、結果や返事を知るのが怖くて逃げ出したいという状況も、人生には往々あるものです。


これも、人としてごく普通の感情ではありますが、これまでの「恐れ」と同様、度を越せば有害なものとなります。


特に「入学・入社試験」のような人生の節目となる大きな出来事ともなれば、よほど腹のすわった人でない限り、恐れや不安を感じ、逃げ出したくなることだってあるはずです。



一方で「自分の言ったことが、相手を傷つけたのではないか?」とか「本音で語ったら友人に嫌われるのではないか……」など、日常レベルの出来事に対しても同じように強い不安感を抱くのであれば、毎日が苦しいことでしょう。


以下は、そのような方々へ向けて贈る聖書の言葉です。


† 神を愛する者――たちには、すべてが共に働いて益となる――。

ローマ人への手紙 8:28



これはつまり「すべての出来事が相互に作用し合い、結果的にあなたにとってプラスとなる」ということです。

たとえ結果があなたの期待したものとは違っていたとしても、神はその結果をすべて、あなたの人生にとってプラスに変えてくれるのです。


なぜなら神は、私たちが経験するすべてのこと、マイナスの出来事や、あなたを嫌う者からの呪いでさえ、祝福へと変えることのできる力を持っているからです。



神の許しなしに起こることは何ひとつなく、私たちには理解できなかったとしても神は最善以外のことはなさりません。


ですから、神の子どもたちである私たちは、何ひとつ恐れる必要はないのです。



聖書を信じる羊(右向き)K
ちなみに「神を愛する者たち」とは「神の教えに従う者たち」のことを指すよ。



ですから上記の聖句は、クリスチャンたちに対する言葉なのですが、あなたがもし、神の陣営に属する羊であったならば、


今はまだ眠れる羊であったとしても、ご自身に適用することは可能であると、私は考えます。


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④【助けて】身の危険にさらされていて不安(暴力や死に対する恐れ)



これは「ストーカーに付きまとわれている」「学校でいじめを受けている」「会社で陰湿な嫌がらせを受けている」「親から虐待を受けている」などの場合において生じる「恐れ」です。

1つだけ、注意点があります。


それは、これまで説明してきた3つの「恐れ」についても言えることですが、”自分にできる最善を尽くした上で聖句を用いる” という点です。


人事を尽くした上で、天命を待つのです。



この「暴力や死に対する恐れ」の場合で言えば、たとえ無駄であったとしても


「警察に相談する」
「親や先生に打ち明ける」
「精神が壊れるまで耐えようとしない」


等、現実的な対処法を用いつつ神に助けを求め、聖句を活用するのです。


それはちょうど、足を複雑骨折した際に、祈りだけで治そうなどとしてはいけないのと同じことです。


そのような場合、専門医によって外科的な手術をしてもらい、鎮痛剤を用いたり、ギプスで固定する必要があるのは当然なことです。



私たちは、神が備えた「医療」や「機関」「相談相手」「逃げ道」等を大いに用いるべきです。


以下は、今述べたことを踏まえた上で、現在「暴力や死に対する恐れ」で苦しんでいる方々へ贈りたい、聖書の言葉です。


† 主は私の光、私の救い。私は誰に怯えよう。
主は私の命の要塞*。私は誰を恐れよう。
――あなたは私の助け。
私の救いの神よ、私から離れず、見捨てないでください。

詩篇 27:1,9

*「要塞」あるいは「避難所」


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【おまけ】怖い、助けて | 逃げたいほど不安な時の対処法【6選】

暗闇の中、怖くて不安な少女が逃げ出したくて、助けを求めている。



ここまで「恐れ」や「不安」を感じている方に対して、”神に助けを求める” という提案と共に、聖書の言葉をご紹介してきましたが、


一応おまけとして「一般的な方法」も合わせてご紹介しておきます。


以下に挙げたのは、どれも私自身が実際に用いて「効果がある」と感じたものですので、よかったら参考にしてみてください。


《 目次:不安な時の対処法 》

  1. 「心療内科」や「メンタルクリニック」に相談してみる。
  2. 周囲の人に、自分の「気質」や「症状」について伝えてしまう。
  3. ストレスの定期的な発散 & ガス抜きする習慣をつける。
  4. 徹底的に睡眠時間を確保する。
  5. 「お酒」や「たばこ」をひかえるか、完全に断つ。
  6. 「恥」「プライド」「体面」を捨て、全力で逃げる。



①【心療内科やメンタルクリニックに相談・場合によっては薬の力を借りる】


実は私も過去に3度ほど通院し、薬を服用していた時期があります(薬を断っては、また頼るということを繰り返し、別々の期間に3つの病院に通っていたという意味です)。


はじめのうちは「極力、病院や薬の世話にはなりたくない」と考えていましたが、やがて限界を感じ、一時的に薬の力を借りようとを決意したのです。


「毎日、死にたいほど苦しんでいるよりは、薬の力でも何でも頼った方がいい」と考えたからでした。


まさに「藁にもすがる思い」でしたが、上記の考えは今でも変わりありません。


もちろん、薬に頼らずに乗り越えられるのが1番の理想ですが、命を投げ出してしまっては元も子もありません。

クリスチャンとなった今では「薬も神が備えてくれた”一時的な避難場所のひとつ”のようなもの」と考えています。


ただ、あくまでも「一時的なもの」として捕らえるべきであることは言うまでもありません。


薬という名の「杖」て自らを支えつつ、祈りという名の「陽光」を用い、闇の中で凍りついてしまった心を溶かしていくのです。


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②【周囲の人に、自分の「気質」や「症状」について予め伝えてしまう】



「隠している」ことが「苦痛」を大きなものにしている1つの原因である場合があります。

たとえば私の場合、不安障害で苦しんできたわけですが、


精神的な問題を抱えているということを隠そうとすればするほど「大丈夫な自分」を演じることにヘトヘトになり、


「ダメな自分」が露呈した際には、より一層 気分が落ち込む、という結果を繰り返していました。



得体のしれない緊張からくる「手足や声の震え」や「赤面」「異常なまでの発汗」が、私の主な症状なのですが、


そのようなものは隠そうとしても隠せるものではありませんでした。

ひるがえって、それらを隠さず「私は〇〇の病気で△△の症状があるんだよね」と始めから暴露してしまうと、


何だか肩の荷が下りたかのような気持ちがして、かなり楽になるものです。


「隠さなくていいんだ」という状況と「バレたら大変だっ」という状況とでは、「内に抱く不安感」に天と地ほどの差があります。


ただし、自分の症状を伝えるには、大変な勇気がいるのも事実です。


ですからこの対処法は、心のなかで祈る場合のように「いつでもどこでもできる」というものではありませんが


それでもかなり効果的ですので、用いることができそうな場面では、勇気を出し、利用してみることをおすすめいたします。

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③【ストレスの定期的な発散 & ガス抜きする習慣をつける


ストレスが心身に有害であることは言わずもがなですが、意識して そのストレスを定期的に発散している方は、必ずしも多くはないと思います。


居眠りしている羊(右向き)眠れる羊くん
ガス抜き」は大切!



以下に、ストレス発散法の一例を挙げてみました。

  • ひとりカラオケで大声を出し発散する。
  • 思いっきり体を動かし発散する。
  • 「登山・カヤック・キャンプ」等、自然と一体になれるような趣味で発散
  • 「朝日」や「夕日」の壮大さ・荘厳さに触れて発散する。



聖書を信じる羊(右向き)K
生活の中にルーティーンとして組み込んでしまい、定期的に行うのがポイントだよ。



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④【徹底的に睡眠時間を確保する】


「人の体は、眠っている間に修復される」というようなことを耳にしたことがあるでしょうか?


これは「精神」についても同じことが言えます。


つまり「睡眠時間を削る」ということは「受けたダメージの回復になんて、時間を使っていられない」と言っているようなものなのです。

F1レーサーが、ピットでの必要な作業時間を短縮して走り続けたとしたら、どうなるでしょう?


色々な箇所にガタがきて、やがてタイヤはボロボロとなり、ついには走ることができなくなってしまうはずです。


私たちにとって「睡眠」とは、精巧なF1マシンがピットインして「メンテナンス」してもらうようなものです。


ましてや 私たちの心身は、F1カーとは比べ物にならないほど精巧にできています。


であれば尚更のこと、私たちはこの「回復の時間」をなおざりにしてはいけないのです。


特に、自分が「ロングスリーパー」であるのに、その自覚がない場合、慢性的に「メンテナンス不足」となっていることもかんがえられます。


  ロングスリーパーとは? 
平均より長い睡眠時間を要する長時間睡眠者のこと。逆に、短い睡眠時間でも健康を保っていられる人のことを「ショートスリーパー」と言う。
出典:Wikipedia



人によって適切な睡眠時間は違うので、いつもより長めの睡眠時間を取るようにし、自分の体調がどのように変化するか実験してみるとよいかもしれません。


また、上記のことと合わせて「昼間活動すること」と「規則正しい生活を維持すること」の効果もバカにしてはいけません。



私自身、引き込もっていた時には、昼夜逆転した生活をしていたので「夜行性の乱れた生活」が精神衛生上、どれほどよくないかは、身にしみて知っています。

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⑤【「お酒」や「たばこ」をひかえるか、完全に断つ】


英国心臓財団(BHF)の発表によれば、
喫煙する人は、非喫煙者より「うつ病」や「不安障害」にかかる確率が70%も高いということです。


また、「パニック障害」の場合においても「ニコチン」や「アルコール」の摂取によって、発作が起こりやすくなるとも言われていますので、


「お酒」は、たまに少量飲むていどにひかえ、「たばこ」は思い切ってやめてしまうのが良いでしょう。



ちなみに、私も以前は愛煙家でしたが、何度も挫折した末、以下の本を契機に「タバコ」は完全にやめました。



聖書を信じる羊(右向き)K
試しに父に読ませたら、父もやめてしまったという何とも不思議な本!




加えて、「不安感」や「恐れ」を紛らわそうと お酒に逃げてしまうことは「アルコール依存症」という、新たな重荷を背負う結果となってしまうため、気をつけなければいけません。

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⑥【「恥」「プライド」「体面」を捨て、全力で逃げる】


人生には、時に全力で逃げるべき場合があります。それは例えば、以下のような場合です。

  • 人間関係が絶望的にうまくいかず「死にたい」とすら感じることがある。
  • 殺人的な仕事量で休みがもらえず、疲弊しきっている。
  • 重圧が自分のキャパを超えており、既に心身が悲鳴をあげはじめている。
  • 純粋に命の危機に直面している。



人間関係について言えば「パワハラ」「セクハラ」「いじめ」「仲間はずれ」などの辛い状況が考えられます。


あなたの精神が壊されてしまいそうなのであれば、思い切って「退職」や「休学(場合によっては退学)」することも考えてみるべきかもしれません。

逃げることは「恥ずべきこと」ではありません。それは、命を守るための「正当な行為」です。


ただし、何も考えずに勢いだけで退職するのではなく「休職」や「異動願い」も検討してみる、退職するのであれば、転職先についても、しっかりと考えておくことが大切です。


また、学生さんの場合であれば、完全に学校に通うこと自体をやめてしまう前に「一時的な休学」や「転校」などで、状況が良くならないかどうか検討してみることも必要かと思います。


しかし、陰湿ないじめに耐えきれず 命を手放してしまうくらいならば、迷うことなく全力で逃げるべきだ、と私は考えます。

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まとめ


  • 負の感情をなくしてしまうことはできないが、人生の土台を変更・アップデートすることで、負の感情に対する「感じ方の強度」「反応の仕方」は大きく変えることができる。

  • 「神に助けを祈る」ことの効果は自分で試してみることができる。信じられなければ、その他の方法をすべて試したのちに、もう一度 検討してみればよい。

  • どんな言葉を自分に言い聞かせるかは超重要。ネガティブな思いや感情が忍び込んでくるたびに、聖書の言葉で駆逐せよ!

  • 自分にできる最善を尽くした上で「祈り」や「聖句」を用いるべき。神が私たちのために備えられた「あらゆる事物」を活用せよ。



いかがだったでしょうか?


このブログでは、聖書を人生の土台として生きるため「聖書という書物が本当に信頼できるものなのか?」ということを探究しています。


「揺るぎない人生の土台を築きたい」と思われた方は、どうぞ、
当ブログの目的が書かれたページから、この探究の旅へと参加してみてください。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

逃げたいほど不安な人が膝を抱え、怖くて震えながら助けを求めている。
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『私は良い羊飼いです。私は自分の羊たちを知っており、私の羊たちにも知られています。――また私には、この囲いに属していない他の羊たちもいます。私は、彼らも連れて来なければなりません。彼らは私の声に耳を傾けるでしょう。こうして一つの群れ、一人の羊飼いとなるでしょう』                 John 10:14.16(K.J.V + Nagai)


『あなたがたは、迷い出た羊のようでしたが、今や、羊飼いであり、あなたがたの魂の監督者である方のもとへと帰ってきたのです』
                1 Peter 2:25(K.J.V)

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